Camino de Santiago 旅日記

新しい旅を計画しています

【足袋じまい】3. 足のトラブル

巡礼中、足のトラブルに悩まされていました

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Camino del Norteの前半から、足底部に大きなマメができていました

大きくならないうちに水抜きの処置をしていましたが、一向に改善しませんでした

そのうち、足底部の中央まで拡大してきたので、ハサミで皮膚を切除して、ようやく皮膚が新生し、傷口を塞ぐことができました

この間、歩くのが苦痛で、一時はサンダルで歩くこともありました

マメが治って、しばらくは快適に歩いていましたが、足裏には少し違和感がありました

Camino del Norte最終日に近くなったころ、右足首の痛みに襲われ、引きずり歩きをするようになりました

足首の痛みは一進一退でしたので、何とか最終日まで歩き続けました

現在はマメ・足首の痛みはありませんが、足底部に碁石を踏んでいるような感覚があり、歩行時に違和感が残っています

 

この原因をいろいろ調べてみたところ、

アーチの崩れが問題の発生要因でした

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横アーチが崩れて、下がっている状態で足裏の人差し指や足指の付け根部に体重が集中し、マメが生じやすくなっていた


アーチが正常な形だと、体重がかかとに約60%、親指と小指の付け根部分に約35%がかるが、足の筋力低下により、特に横アーチが崩れてしまい中指と人差し指(2・3番目の足指)の付け根部分に体重がかかりすぎることで生じる

 

*開張足・開帳足 ・前足の幅が広い
足の裏にあるアーチの周りの筋肉が弱くなり足骨のアーチの形が下がることで足前方の横アーチも下がって平らになっている状態

その結果、足の横幅が広くなって本来の横アーチのクッション機能がなくなり、足の裏に痛みが生じる場合と、足の外側が靴と擦れ合い痛みが生じる場合もある

原因は足の筋肉が衰えて足の3本アーチが下がることで生じる

特に横アーチの下がりが激しい時におこりやすい病状

 

*魚の目・タコ・マメ
高い圧力がかかる足の裏部分の皮膚を厚くすることで生じる

最初はマメからタコに段々進行する

神経障害は鋭い刺痛、または鈍いなど、痛みを引き起こす場合がある

原因;土踏まずのアーチが崩れることで体重が均等に乗らないことやアーチの崩れで拡大した足と靴の間で反復的な摩擦により生じる場合もある 

 

*前方シンスプリント、脛骨過労性骨膜炎

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下脚の表の横の部位で痛み、麻痺またはうずく

 原因;崩れているアーチを支えるために周りの筋肉を使い過ぎたり、頻繁に急停止を行う動作、坂道を駆け降りるような動作、下脚の表と裏の筋肉のアンバランスで生じる

 

*足の神経の損傷

趾間神経痛、モートン神経腫

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足の指の付け根にある趾間神経が刺激されることで、神経が腫大することがあり、足の指の付け根に痛みが生じる
典型的な症状としては、足の中指や薬指の周囲の軽い痛みなどがあり、これは焼けるような感覚やチクチクする感覚に進行する

原因;足の裏と足の指を支配する神経(趾間神経)は、足の指の骨の間を通っている

足の指の付け根では、神経が長時間刺激されることで、痛みが起こることがある

刺激によってしばしば神経が腫大し、通常は、足の中指と薬指の間に、良性の神経組織の神経腫ができる(モートン神経腫)

ただし、この増殖物は、どの足の指の間にも起こる可能性がある

多くの要因が神経の刺激の一因となりる

その他の要因としては、神経周囲の脂肪が薄くなる、足の向きが悪い、足の構造の異常で神経が伸ばされる、などがある


症状;初期の段階では、神経腫は、足の中指や薬指の周囲に軽い痛みを引き起こすことがある

病気が進行するにつれて足の指に焼けるような感覚やチクチクする感覚が伴いう

足の指の付け根に、ビー玉や小石が入っているかのように感じる人もいる


診断
X線検査、MRI(磁気共鳴画像)検査、超音波検査では、この障害を正確に特定することはできませんが、同様の症状を引き起こすことがある別の病気を否定するのに役立つ可能性がある

治療
注射;圧痛のある部位にコルチコステロイドと麻酔薬の混合液を注射したり、適切な靴と、ときに装具(靴の中に入れる器具)を使用したりすると症状が軽減する可能性がある

安静と、氷をあてることも推奨されることがある

注射を、1~2週間の間隔を空けて、繰り返さなければならないこともある
ときには、凍結療法や神経腫へのアルコールの注射によって、痛みが軽減することもある

これらの治療が役に立たない場合は、手術で神経腫を切除することで、しばしば不快感が完全に取り除かれるが、その部位の感覚が永久的に失われることがある

 

足のトラブルの経過をまとめてみると

足底部にマメ発生 ⇨ 治りにくい、痛い!

足底部の違和感 ⇨ ピリピリする感じ

前方シンスプリント ⇨ 痛い、引きずって歩く

モートン神経種 ⇨ 足底部に碁石を踏んでいるような感覚がある(現在)

 

対策;本来のアーチ機能を復活させる

土踏まずのアーチを作る・支える・鍛えることで本来のアーチ機能を取り戻すと体重が足に均等に乗り、足裏の部分的な圧力や摩擦が解消されるそうです

そこで今、日々リハビリとアーチ機能の回復に務めています

・足指タオル引き訓練

・足指と足裏マッサージで横アーチ回復

外反母趾矯正テーピングで内側縦アーチの回復

モートン神経種保護パッドで違和感軽減

 

1,800km 歩き旅のダメージ改善には長期間かかりそうです

 

次回のCaminoまでには治します