「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 29 45番 岩屋寺 44番大寶寺 46番浄瑠璃寺

癒しの宿八丁坂にバックパックをあずけ岩屋寺往復します。気温-4℃ 寒いです。霜が降りています。

遍路道には道標や地蔵があります。

45番岩屋寺の地下に来ると、大きなお像があり。

修験道の修行場

お寺に申し出ると鍵を貸してくれるそうで、中に入れるとのこと。怖そうなので入りませんでした。

さらに下ると裏門があります。

本堂の横に梯子があったので登ってみました。

岩屋というだけあって、岩の窪みが修験の場になっていて、山肌のあちこちに窪みがありました。

山門に下るまでもしばらくかかりました。

ようやく山門です。車遍路の方はここから上がって行きます。

八丁坂の宿でバックパックを受け取り、昨日打てなかった44番に向かいます。

昔栄えたお遍路宿があります。

44番札所に入る時、先日会った熊本県さんと遭遇。今日は45番の宿だそうです。

ここも本堂と大師堂の後に山門を通る事になってしまいました。

コンビニで昼食を済ませ、46番に急ぎます。

この辺りはお雛様祭りで街のあちこちでお雛様が飾ってあります。4月初旬まであるそうです。

途中、美味しいデコポンをお接待いただきました。

今日最後の難所、三坂峠です。

杉山を通り、どんどん下ります。

山里には桜が満開。ウグイスも鳴いています。今日はポカポカ。

納経所閉鎖15分前に46番浄瑠璃寺に到着です。

ここにはバスできた団体さんとマイクロバスやタクシー遍路さんと鉢合わせ。お経の大合唱です。

今日のお宿は民宿長珍屋。浄瑠璃寺の真ん前。しっかり商売をしています。

60-70人ぐらいいる大広場で夕食です。

個人遍路は３人だけ。話し聴くと今回で39回目だそうで、一足早い金色の納め札をいただきました。78歳の車遍路で年に4回も回っているそうです。すごいの一言です。

今日の距離　35km 55000歩

もうガンガン歩けます。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 28 44番 大寶寺持ち越し

朝食までに時間があるので内子の街並みを探索。

良い雰囲気です。

さらに上がっていくと、曹洞宗の高昌寺が。お祭り日で曼荼羅のご開帳があるそうです。

巨大な涅槃像も。

宿に戻り朝食です。

全て自家製だそうです。美味しいかった。

お宿のご主人と女将さん。大変お世話になりました。さあ出発です。7:30

無料の善根宿がありました。ここに泊まる勇気は有りませんね。

しばらく歩いていると、軽トラに乗った宿の女将さんから声がかかりました。これから畑仕事に行くそうです。収穫して今日のお客さんに振舞うんでしょうね。

ここで韓国とアメリカのお遍路さんと合流です。

腹ごしらえをして難所に向かいます。石鎚さんの麓の久万高原です。

なんとか最後の峠を越え、もう少しで街に出ます。

アメリカ遍路さんの疲労困憊のようです。

その後、ここから各自の宿へ。

今日予定していた44番大寶寺は納経の時間が過ぎてしまい、明日に持ち越しです。

今日のお宿は八丁坂です。

到着は18:30でした。疲れました。

夕食は既に冷めていました。

それでも完食です。まだ元気です。

今日の距離　43km 67000歩

やっと遍路足ができたようで痛みがなくなりました。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 27 移動日

今日は移動日です。

お世話になった宿。限りなく古い料理旅館。

女将さんが親切な方で味のある良いお宿でした。

遍路道に出ると中学生たちが登校しています。

一列に並んで挨拶をしてくれます。良いなあー。昔ながらの挨拶。気持ちいいです。

すると大柄な３人組のお遍路さんが追い抜いて行きます。

Buen Camino と声をかけられたので、こちらもBuen Camino と返しました。私のバックパックにはCamino の貝殻がぶらさげてあるのです。

話しをすると韓国人の２人とアメリカのお遍路さんでした。この方達の話は昨日会った熊本の方や京都の肩から話を聴いていたのですぐに打ち解け友達になりました。

途中喫茶店でコーヒーを。

昔懐かしい喫茶店です。美味しいコーヒーでした。

鳥坂峠の山道を下ると廃寺がありました。ちゃんとお大師さまの像もありました。

お腹が空いてきたので温泉でランチです。

天ぷら蕎麦を韓国の方がご馳走してくれました。

大洲の街を歩いていると、古い街並みに出てきました。おななはんロードというそうです。昔NHKの朝ドラのロケ地で東京ラブストーリーでもロケで使われたところだそうです。

皆さん満喫しています。

今日のゴール、内子に着きました。既に閉館時間が過ぎていたので外観だけの写真です。

保存地区の街並みを眺めながら、ようやく今日の宿に着きました。

今日の距離　32km 50000歩

だいぶ足ができてきました。痛みはなくなったようです。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 26 41-43番

せっかくの宇和島なので早起きして辺りを散策。

まずは宇和島駅。

6時過ぎですが、もう乗客が待っています。

駅前には明治の機関車。

次は6時開門の宇和島城へ

日本に残るお城で天守閣が残っているのは12あるそうで、その一つだそうです。

近くにはラジオ体操をしているグループもいます。

ホテルに戻って再出発。

和霊神社に行きます。ホテルのすぐ近くです。

厳かな神社です。

神社の前には綺麗な太鼓橋。

ここからお遍路に復帰です。

朝日を浴びてひたすら国道を進みます。

写真の方。途中の遍路休憩所で知りあった熊本県方と一緒に歩いて41番　龍光寺に着きました。

その方、休憩所で遍路バッグを忘れてきたのに気づいたのです。中には納経帳が入っているとのこと。慌てて取りに戻って行きました。

私が納経を済ますと階段を上がってくる姿が見えました。タクシーを捕まえて休憩所に戻ったら遍路バックがあったそうです。お大師さまのお力と言っていました。

次は42番　佛木寺

納経を終えるとスマホを見てウロウロする外国のお遍路さんが。そこに台湾のお遍路さんが３人で一緒に行こうと言い出し行くことに。

この方ニュージーランドからきたそうです。しばらく一緒に歩き道案内。

途中、家の脇でイノシシの毛皮を干しています。さすが山里です。

お腹がすいてきたので道の駅に。

まだ愛媛で食べていなかった、じゃこ天入りのうどんをいただきます。

43番　明石寺　到着。

ここで台湾とニュージーランドの方とお別れです。今度は熊本県のお遍路さんにまた遭遇。聴けば宿が同じだと。

また遍路道を行くと街並み保存地区がありました。

ここでアシスト自転車の試乗をさせてもらいました。凄い馬力です。これならお遍路も楽だろうなと思います。

近くにはこんな旅館や

古い時代の学校も

今日のお宿。とても古い旅館です。廊下はキシキシ。でもwifi とか綺麗なトイレとか十分な宿です。晩御飯は熊本県のお遍路さんと一緒にいただきました。ご馳走でした。

今日の距離　28km 40000歩

まだ足が痛いです。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 25 移動のみ

昨日の貯金があるので9:30出発です。雨も上がりバスに乗って八百坂まで行きます。しばらく国道に沿って歩き海が見えてきました。例のヒオウギ貝の店もありましたが閉店のようです。

遠くには大分県の山並みがうっすらと見えます。

登り口の手前のお遍路休憩所で一休み。

いよいよ本日の苦行の山登り。480m登ります。

途中には炭焼きの窯跡もあります。

ようやく途中の休憩所。ここにもお大師さまがいました。鹿の角もお供えしてあります。

判然としないピークを越え、見晴らしの良い所で一枚パチリ。

そのあとは国道56号線に出てひたすら歩いて旧街道へ。

スタートが遅かったので、この時点ですでに16時。やばい。まだ先は長い。10km以上残しています。

本当はトンネル前の遍路道に入る予定でしたが今回は諦めトンネルに突入。このトンネル、1700mもありました。

中間地点で記念撮影です。

途中で出会った方から宇和島市内までまだ7kmあるよと言われがっくり。

おまけに雨も降り出して雨具を急遽出したり。ホテルに着いたのはなんと19時。距離の計算ミスがあったようです。25kmのはずが35kmぐらい歩いています。

今日の距離　35km 54000歩

今日も疲れました。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 24 観自在寺

物音で目が覚め時計を見ると6時を過ぎていました。９時間以上の睡眠です。よく眠りました。

ホテルはリニューアルしていてきれい。ウエルカムドリンクやカップ麺のサービス。ホテル前のカツ屋さんは5%引き。部屋料金は4900円。良いホテルです。

山麓の遍路道を歩くと貝塚跡が。しかし古びた案内版のみで、周りは原っぱ。国指定史跡なのに残念😢

遍路道には地元の中学生が応援看板があちこちにあって励まされます。

松尾の番所の来歴も興味深いものでした。

途中の農家道では高知名産の土佐文旦がキレイな黄色で目を惹きます。

はあはあ言いながら、ようやく松尾峠

ここで遠くからおはようございますと声をかけられましたが、遠すぎて顔が見えません。朝日があたり神々しいシルエットでお大師さまかと一瞬思いました。

下り道は楽ちんで、ふもとまで下ると、竹杖がたくさん。きっと中学生たちが作ったものでしょう。

この後背後から突然声をかけられ振り返ると、2日前に大岐の浜の民宿でご一緒した方でした。初のお遍路でよく道に迷われるそうで、Maps.meの技を教えた方でした。まさか2日で追い越すとは驚きです。峠で声を聴いたのはこの方でした。

お腹がすき始めた時、目の前に食堂が。昨日の反省を生かして飛び込みました。ここでカツ丼をいただきお腹を満たしました。

ちょっと歩くと、古い銀行のような建物があり、そこが観自在寺の曲がり角。

来ました、四十番札所観自在寺　到着です。

本堂と大師堂はコンクリート作りでした。

そこから10分ぐらいで今日のお宿に到着。

まだ2時前だったので、荷物をホテルに置いて5kmほど歩いて路線バスで戻ります。明日午前中は雨なので、少しだけ距離を稼ぎました。

ホテル前の道の駅でホタテ貝のようなものが売っています。ヒオウギ貝。ホタテのような形ですが、小ぶりで乾くと黄色やピンクの鮮やかないろが楽しめます。

今日の夕食はホテルの隣りで鯛飯をいただきました。ここにもヒオウギ貝が使われています。

甘めの醤油に卵の黄身を解いて、小皿のいろいろな物をトッピングして鯛の刺身で包んでご飯と一緒に食べるとのこと。大変美味な夕食でした。

今日の距離　32km + 5km 41000歩

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 23 延光寺

朝7時、宿を出発します。

皆さんが見送りをしてくださいました。

噂に違わず良いお宿でした。また来たいですね。

途中何人かのお遍路さんとすれ違い、足早に足摺岬方面へ急いでいました。荷物が多かったので打ち戻しではなさそうです。

しばらく行くと民宿安宿さん。ここもある意味有名なお宿です。

真念庵をすぎ、三原村に入って行きます。

途中、おしゃれな喫茶店でコーヒーを頂きました。

手作りの黒糖羊羹も美味でした。ここで巻き寿司弁当を入手しておけば良かったと後から後悔します。

ここから地蔵峠の遍路道です。上りは意外にも舗装してあり楽ちんです。

すんなり峠に到着。

がしかし、くだりは本当に山道。

けっこう足を使い果たしました。なんとか麓まで辿り着き、空腹状態。高速道路の脇道を7km進みますが、食事を入手することが宿毛の街に入るまでありませんでした。なので今日は昼食抜き。

ぺこぺこ状態で39番延光寺を打って、今日の宿まで7kmの苦行です。

くたくた、ぼろぼろでアバン宿毛のビジネスホテルに入り込み、ホテル前のトンカツ屋で夕飯をかき込みました。

今日の距離　42km 65000歩

明日はちょっと足休めの日にする予定です。