「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 34 移動のみ

今日は新居浜から伊予三島まで歩きます。そして伊予三島から電車で新居浜に戻ってくる予定です。

ホテルの前から遍路道の善光地まで行き、そこから歩き始めます。国道11号線に沿って旧街道が遍路道になっていて、のんびりテクテク歩きます。

今日はものすごく寒くて山並みは冬景色です。

ダウンジャケットを着て歩きます。旧街道から国道に出ると有名な善根宿がありました。一休みしようと中を見ましたが、ご主人は畑仕事に行っているとのこと。残念。

また旧街道に戻ると、あちこちにお遍路休憩所。おもてなしの街のようです。

別格12番の延命寺が遍路道にあったのでお参り。

休憩所も設けられていて、しばし休憩。

ため池には渡り鳥がたくさんいて泳ぎまわっています。

民家の宅配ボックスにはお遍路シール。有名な方のものもあります。

徳島まではまだ遠い。取り敢えず一歩一歩。

今日のゴール、伊予三島駅に着きました。ここから電車で新居浜に戻ります。

本日の距離　27km 38000歩

今日の晩餐

今日も新居浜在住の友人と食事です。昨日定休日で行けなかった鮨兵頭さんに行きます。

2ヶ月先まで予約がいっぱいで、3ヶ月前に予約ができた店です。

どれも美味しい。

料理に合わせた酒も美味しい。

食材と各地のお酒。どれも満足しました。

お一人18000円。

明日は三角寺と雲辺寺。遍路転がしが待っています。頑張らなくっちゃ。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 33 61番から64番 前神寺

外はものすごい風の音。今日は強風波浪注意報が出ています。おまけに雨の予報です。山は酷いことになるかもと、朝6時お遍路さんの団体が早めの朝食を済ませ出発して行きます。

私も少しでも天気が良いうちにと出発です。

61番　現在本堂の新築中でご本尊はこの建物の中に。

広い講堂に誰もいないのでちょっと不気味。

次は62番　国道傍にある小さなお寺。これが八十八ヶ所のお寺？と思うほど。強風で灯明や線香に火がつきません。写真もなしです。

この辺りは61番から64番がすぐ近くにあります。

63番吉祥寺も国道から少し入ったところに。

今日は春分の日。車遍路の方がたくさん来ています。歩き遍路は私だけ。

次の64番に向かって歩いていると、前方の車が止まってご婦人が降りてこられご接待を頂きました。

きっとこの方、いつお遍路さんに会えてもいいように、車に準備してくださっているのでしょう。ありがたいことです。

少し行くと石鎚神社がありました。

とても大きな門。参道もすごく長くて荘厳です。

階段の手摺りには石鎚山の修験道に掛けられていた鎖が。

階段の上から白装束の女性が降りてきます。そういえば2日前に宿坊で出会った山口県さんも同じ格好をしていて、石鎚山信仰の話をしていました。ここは普通の神社と雰囲気が全く違います。

まだ天気は持ちこたえています。次の64番に急ぎます。64番札所前神寺。ここもとてつもなく広い境内です。

本堂に辿り着くまで結構あります。

なぜこの像だけ茶褐色に変色するのか不思議です。

これが本堂。立派です。石鎚神社と前神寺、この辺りの人々の信仰心の熱さを感じられます。

ここから20km 新居浜を目指して歩きます。

難点はただひたすら国道沿いを歩くことです。

唯一あった休憩所。助かります。

今日はビジネスホテルに泊まって友人と美食です。友人お勧めのイタリアンレストラン。

Lumino Carino 評判お店のようで予約で満席。

トリュフをふんだんにかけてリゾットをいただきます。

そのほか、ヒラメのカルパッチョ

牡蠣のパスタ。クリミを頂きました。

料理も良かったのですが、この店の魅力はイタリア産ワインです。料理に合わせてお勧めのワインをサーブしてくれます。年にひと月お店を閉めてイタリアにワイン修行を兼ねてワイナリーを巡るそうです。お腹いっぱい食べて飲みました。

本日のお宿　ルートイン新居浜 903km地点

歩いた距離　27km 39000歩

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 32 59~60番

朝6時からお勤めがありました。

山の上なので本堂はとても寒い。2台のストーブをガンガン焚きながらの読経。声がよく聴こえません。お説教はほぼ個人情報オンパレードでしたが、こうゆう説教もありかなと思いながら聴いていました。

同席の方はフランスとスペインと山口県と私の４人。そして地元の方3名。

住職さんはスペイン巡礼にも行かれたことがあるそうで人生観や宗教観について面白おかしい語りです。

趣味の空手やブロンズ象や陶芸、ハンティングとひと味違った住職さんでした。

朝のお勤めの後は仕出し弁当で朝食。

昨日ゆっくり見れなかった境内を散策して出発です。

山を下って6kmあまりで59番札所国分寺。あっさりしたお寺です。

59番を出て少し行くと、柑橘類を売る小さな商店がありました。ちょっとだけ地域貢献。人優しい老夫婦が営むお店でした。

ここからが大変でした。行けども行けども目的地まで辿り着きません。

まだ先は長い。明日は休足日にしているので、針路を変えても良かったけど、天気予報を見ると明日は雨。暴風雨警報も出るらしい。警報の中、山を登るのは嫌なのでそのまま進むことにします。遍路転がしと言われる急坂が待っていました。

やっぱり雨の日は入らない方が良いと確信。苔むしていて滑りそう。

トレッキングポールを頼りにようやく60番札所横峰寺山門に。

ずいぶん若い人たちもいるなあーと思ったら、皆さん車遍路です。石鎚山も車で行けるんですね。

納経を済ませて速攻で下山します。ここで日が暮れてしまっては完全にアウトです。休憩なしで一気に麓まで。

本日のお宿　ビジネス旅館小松

コロナ禍に閉館してリフォームしてありとても綺麗です。

今日の夕食は豚シャブ。久しぶりに肉を食べた気がします。

本日の距離　40km 65000歩

ちょっときつい一日でした。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 31 54~58番

The昭和風のビジネス旅館

ささっと朝食を済ませて出ていこうと思っていましたが、同宿の方と話していると2日前コンビニで出会った方でした。交通機関を利用しながら時々歩く後期高齢者と言っていました。

天候も回復して朝日を浴びながら歩きます。

瀬戸内海も波穏やかで綺麗です。

途中道端でみかんのお接待。八朔を一つ頂きます。

四国もだいぶ歩いてきました。松山を素通りして今治です。

54番延命寺を打ち

55番南光坊

56番泰山寺に向かいます。

57番栄福寺を終わって、仙遊寺に行きます。

ここからが予定外の登り。久しぶりにゼイゼイいいながら坂道をのぼります。おまけにあちこちにあるため池の取り壊し工事が会って迂回路が。余計に歩いた感じがします。

そしてようやく仙遊寺山門です。

ここからも厳しい登りです。

手すりに縋りながらまたゼイゼイ。そしてようやく本堂に辿り着き、心を込めて鐘を突かせて頂きました。瀬戸内の小島が綺麗に見えました。

今日はここの宿坊にお世話になります。

宿坊なのですが、部屋は修道院の個室の感じです。畳ではなく畳ベッド。シャワーとトイレ。予想外の宿坊でした。

窓から子供に話しかけると、シェパードが12頭いたのにイノシシにやられて2頭だけになったと。2頭も傷だらけです。いい子でした。あとで聞くとご住職のお孫さんでした。

夕食は写真を撮るのを忘れるぐらいのThe宿坊弁当。今年から2000円も値上げしているのに！

おまけに洗濯機は故障。お遍路旅で初めて手洗い洗濯をしました。スペイン巡礼ではを毎日手洗い洗濯だったから大したことではありません。

部屋にはテレビもwifiもなく8時に寝てしまいました。

本日の距離　37km 55000歩

お疲れさまでした。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 30 47〜53番

団体さんがくる前に朝食を済ませて出発です。

嵐の前の静けさ。おばさん達のパワーはすごい。

大型バス2台が横付けされていました。

まずは宿から1kmの八坂寺さん。7時開門で既にお遍路さんがいます。

次は5km先の西林寺さんへ。48番札所。

次は3km先の浄土寺。この辺りは5km以内に5つの札所があります。

お遍路さんの逆打ちの方によく合います。

皆さん黙々と歩いています。

私もドンドン行きます。この辺りから雨がしとしと。ポンチョを着たり脱いだりして歩きます。

マンダラ洞窟にも入ってみます。

道後温泉も写真だけで素通りです。

観光客でいっぱいです。

まだ工事中でした。今年完成するようです。

52番太山寺

53番円明寺を打って、今日はおしまいです。

雨が本降りになってきました。
そして、瀬戸内海に出てきました。

列車のCaféも素通りします。

瀬戸内海は霧の中。

そして、ようやく本日のお宿　

太田屋ビジネス旅館　　　　　　　

1番札所から 801km来ました。

今日の晩餐は鯛めし。鯛尽くしです。宇和島で鯛めしは刺身で食べますが、松山のは炊き込みご飯の鯛めしです。これも美味い。

今日の距離　37km 57000歩

雨の中、頑張りました。

明日は晴れの予報です。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 29 45番 岩屋寺 44番大寶寺 46番浄瑠璃寺

癒しの宿八丁坂にバックパックをあずけ岩屋寺往復します。気温-4℃ 寒いです。霜が降りています。

遍路道には道標や地蔵があります。

45番岩屋寺の地下に来ると、大きなお像があり。

修験道の修行場

お寺に申し出ると鍵を貸してくれるそうで、中に入れるとのこと。怖そうなので入りませんでした。

さらに下ると裏門があります。

本堂の横に梯子があったので登ってみました。

岩屋というだけあって、岩の窪みが修験の場になっていて、山肌のあちこちに窪みがありました。

山門に下るまでもしばらくかかりました。

ようやく山門です。車遍路の方はここから上がって行きます。

八丁坂の宿でバックパックを受け取り、昨日打てなかった44番に向かいます。

昔栄えたお遍路宿があります。

44番札所に入る時、先日会った熊本県さんと遭遇。今日は45番の宿だそうです。

ここも本堂と大師堂の後に山門を通る事になってしまいました。

コンビニで昼食を済ませ、46番に急ぎます。

この辺りはお雛様祭りで街のあちこちでお雛様が飾ってあります。4月初旬まであるそうです。

途中、美味しいデコポンをお接待いただきました。

今日最後の難所、三坂峠です。

杉山を通り、どんどん下ります。

山里には桜が満開。ウグイスも鳴いています。今日はポカポカ。

納経所閉鎖15分前に46番浄瑠璃寺に到着です。

ここにはバスできた団体さんとマイクロバスやタクシー遍路さんと鉢合わせ。お経の大合唱です。

今日のお宿は民宿長珍屋。浄瑠璃寺の真ん前。しっかり商売をしています。

60-70人ぐらいいる大広場で夕食です。

個人遍路は３人だけ。話し聴くと今回で39回目だそうで、一足早い金色の納め札をいただきました。78歳の車遍路で年に4回も回っているそうです。すごいの一言です。

今日の距離　35km 55000歩

もうガンガン歩けます。

「四国遍路 歩いて区切り打ち」Day 28 44番 大寶寺持ち越し

朝食までに時間があるので内子の街並みを探索。

良い雰囲気です。

さらに上がっていくと、曹洞宗の高昌寺が。お祭り日で曼荼羅のご開帳があるそうです。

巨大な涅槃像も。

宿に戻り朝食です。

全て自家製だそうです。美味しいかった。

お宿のご主人と女将さん。大変お世話になりました。さあ出発です。7:30

無料の善根宿がありました。ここに泊まる勇気は有りませんね。

しばらく歩いていると、軽トラに乗った宿の女将さんから声がかかりました。これから畑仕事に行くそうです。収穫して今日のお客さんに振舞うんでしょうね。

ここで韓国とアメリカのお遍路さんと合流です。

腹ごしらえをして難所に向かいます。石鎚さんの麓の久万高原です。

なんとか最後の峠を越え、もう少しで街に出ます。

アメリカ遍路さんの疲労困憊のようです。

その後、ここから各自の宿へ。

今日予定していた44番大寶寺は納経の時間が過ぎてしまい、明日に持ち越しです。

今日のお宿は八丁坂です。

到着は18:30でした。疲れました。

夕食は既に冷めていました。

それでも完食です。まだ元気です。

今日の距離　43km 67000歩

やっと遍路足ができたようで痛みがなくなりました。