Marathon de Paris 2011に味をしめて、2013年にスイスのユングフラウマラソンに参加しました
その時の旅行記です
期間は2013.9.7-17の10日間
9月7日 土曜日 出発
Narita9:45 Frankfurt14:30 LH711
Frankfurtで乗継です
到着が予定より遅れ、少々焦ります
乗り継ぎの手荷物検査が厳重で持参したライカのカメラを取り上げられ別室に連れて行かれ
係員は無言でカメラを検査します
新品か?高額品か?申告が必要か?
一言も会話なく、カメラを返され検査終了
一体何だったのか?
無駄な時間を取られました
おまけに、EUの入国審査を経由地で行うため、ここでも大きくロスタイム
長蛇の列ができていて、なかなか前に進みません
ようやく順番が来て、ジロッと見られパスポートにスタンプ
乗り継ぎの時間があまりないので出発ゲートまでダッシュです
Frankfurtの空港ロビーは広すぎます!
行けども行けども目的の出発ゲートにたどり着きません
ようやくゲートに着いたら、出発時間が変更になっていて、ほっと一息
ユーロを持っていなかったので飲み物も買えないし喉がカラカラ
少額でもカードで買い物をするのが旅慣れた人だとあとで知った次第です
Frankfurt16:25 Zurich17:20 LH196
1時間でZurichに到着
スイス国鉄SBBでZurich Flughafenに移動です
所要時間は約12分
Zurich Flughafenで乗り換えてSt.Gallen に向かいます
販売機でチケットを購入します
意外と簡単に操作でき一安心です
駅からGoogle mapを頼りに徒歩でホテルに到着
Hotel. Einstein St.Gallen 一泊だけです
ホテルは少々狭く、バスタブはありません
縦長の窓が上の方だけ開いていて、虫が入ってこないか心配になり閉めると、今度は息苦しい
エアコンは無いし、日本のホテルの素晴らしさを痛感します
この日は移動で疲れはて、駅前にあったお店で食料品を買い込みビールを飲んで終了です
8日 日曜日
朝、ホテルに荷物を預けSt.Gallen観光です
ここにきた目的は修道院にある図書館を見学するためです
10:00開館なのでSt.Gallenの旧市内をぶらぶら
初めてのスイスの街
どこを切り取っても本当に絵になります
出窓が多くて印象に残る町並み
そして、ここが修道院
とても立派です
同じ目的の観光客の後をついて10時の開館と同時に中に入ります
入り口でチケットを買って、大きなフェルト製のスリッパを靴のまま履いて図書館に入ります
ザンクト・ガレン修道院は、スイスのザンクト・ガレンにある中世以来の歴史を誇る修道院。現在の建物は18世紀に建造されたものであって中世修道院の面影はないが、バロック建築の傑作として評価されている。また、かつて何世紀にもわたりベネディクト会の中心的修道院のひとつであったこの修道院の付属図書館には、数多くの写本や稀観書が収蔵されている。この修道院と図書館は、1983年にユネスコの世界遺産に登録された。*Wikipedia
ポルトガルのコインブラ大学ジョアニナ図書館と同様にヨーロッパの図書館には圧倒されます
わざわざきた甲斐がありました 大満足です
ホテルに戻り、荷物を受け取って駅に向かいます
ここで、Swiss Flexi Pass Saver 1st 3days のValidationのスタンプを押してもらい、乗り放題チケットの開始です
Zermatt方面の鉄道に乗りました
せっかくなので乗換駅のBernで下車し市内観光
旧市街を散策 からくり時計、熊公園
教会の塔に登り旧市内を俯瞰します
Bern駅前のバイキング形式のレストランで昼食
味はかなり良く満足です
日本人の店員さんがいて、逞しく働いていました
Zermattに移動です
一等車はガラガラでのんびりできます
車窓からの眺めは素晴らしくスイスに来たんだなーと実感します
Zermatt駅からキャリーケースを引いてホテルへ
Hotel Metropol 3泊です
ホテルに着くとホテルのオーナーが電話してくれたら駅まで迎えに行ったのにと
そういえば、駅にはホテルの名前と電話番号がたくさん書いてあり、専用電話が設置されていたなあと思い出しました
ホテルはこじんまりとしていていい感じでした
Matterhornが見える部屋なのですが、この日は曇り空で見ることはできませんでした
9日月曜日
この日もMatterhorn曇り空、山頂は見えず残念です
Matterhornを見るためにゴンドラ乗り場へ
ロープウェイを乗り継ぎMatterhorn Glacier Paradise 3,883m に到達
ここはもう雲の上なので360度のパノラマですMatterhorn 4,478m もしっかり堪能できます
Glacier Paradiseの十字架のキリスト像は霧氷と寒風で痛々しい感じです
モンブラン方面の山々もしっかり見えます
高山病は大丈夫のようです
ただ、日差しがきついのと寒さで長い時間Glacier Paradiseに止まることはできませんでした
帰路は途中駅からTrekkingです
標高が下がるにつれ、気温がどんどん上がってきます
アルプスのTrekking 最高に気分が良いです
途中にあったレストランでRösti with eggとビールをいただきます
ジャガイモはカリカリで美味です
大満足の1日でした
10日 火曜日
天気予報は昼から雨のようなので、早めに出発
登山鉄道でGornergrat展望台3,090m へ
展望台は日本人と中国人の団体ツアー客でいっぱいで、ゲンナリです
展望は良好でMatterhornは雲で見え隠れしていましたが、Breithornが綺麗に輝いて、Grenzgletscher. Gornergletcherも雄大に見ることができます
RotenboldenからTrekkingしながら下って行きます
Riffelseeでの逆さMatterhornは波が立って綺麗に見えませんでした
RiffelbergでCafeです
RiffelalpまでTrekkingをし、再度山岳鉄道でZermattへ戻ります
Zermattは観光客で大にぎわいです
山岳博物館見学してホテルに戻りました
11日 水曜日
ホテルのテラスから朝焼けのMatterhornを見ることができました
今日は移動でSwissPass.2日目を使用します
Zermatt駅からFast BaggageでスーツケースをInterlakenのホテルまで送り出し出発です
大きな荷物から解放され、快適な鉄道旅行になります
Interlaken駅でJungfrau Pass のバウチャーを交換をしました
これが後で大ミスとなっている事に気付かず、観光に出かけたのでした
ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)はスイスのベルン州に属する基礎自治体 ( アインヴォーナー・ゲマインデ ) 。一時、ドイツの文学者ゲーテはこの村のシュタウプバッハの滝(落差300m)の近くに住んで作品を執筆していた。地名は、「音の鳴り響く泉」の意で、この滝から由来したものである。*Wikipedia
トリュンメルバッハの滝(Trümmelbachfälle)は、スイスの山の内部にある10の連続した滝であり、氷河によって形成された。トンネル・リフトによってアクセス可能になった。トリュンメルバッハの滝は1本のみでアイガー(3970 m)、メンヒ (4099 m)、ユングフラウ(4158 m)の氷河の水を流し、年間20,200トンの堆積物を運んでいる。流水域は24平方キロメートルであり、その半分は雪と氷河に覆われている。滝には毎秒20,000リットルの水が流れている。ラウターブルンネンまたはシュテッヘルベルクから徒歩またはポストバスを利用してアクセスできる。*Wikipedia
ユングフラウを山岳鉄道に乗って右回りにグリンデルワルトのホテルに向かいます
Hotel Eigar
洗濯物が溜まってきたので街のコインランドリーを見つけて洗濯です
12日木曜日
Grindelwald trekkingの予定があいにくの雨
ケーブルカーでFirstに向かいます
ここでもチケットが使えません
ここでチケットの間違いに気付き
駅係員のミスで1dayチケットを受け取ってしまったようです
Interlaken駅に戻ります
駅員に事情を説明してVIPパスを手に入れることができました
新人の女の子だったので間違えてしまったとのことでした
余分にはらった運賃も払い戻してくれました
グリンデルワルトに戻って散策を再開します
行ったり来たりで疲れてしまいました
夕食はインフォメーションセンターで紹介してもらったBerdeverdというレストランで会食です
これが今日の唯一の楽しみでした
楽しく美味しい料理をいただきました
13日 金曜日
Jungfraujohに行く予定でしたが体調不良のため今回は断念します
ユングフラウヨッホの標高は3466m。クライネ・シャイデックからユングフラウ鉄道がユングフラウヨッホ駅まで結んでいる。標高3454mのユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅である。ユングフラウヨッホは観光マーケティング上のブランド名として、「Top of Europe」という名称を使用、世界中から年間70万人近くの観光客が訪れている。2012年にはユングフラウ鉄道全線開通100周年を迎えた。*Wikipedia
Interlakenに移動します
InterlakenでMarathon Expo受付
夜はパスタパーティとコンサートですごします
Hotel Interlaken
14日 土曜日
Jungfrau Marathon Day
マラソンコースは赤い線です
インターラーケンをスタートし、クライネ・シャイデックがゴールです
薄曇りの朝
スタートセレモニーでアルプホルンの演奏とスイス国旗の舞踊です
アルプホルンの奏者に話しかけたら、スイス国旗のピンバッジを頂きました
いよいよスタートです
とりあえず5:30のペースランナーと同走します
InterlakenからWalterbrunenあたりまで集団走です
Luterbrunenの滝を見上げながらTrunmerbahに向うあたりから息苦しくなりペースダウン
滝の手前で折返しヘリポートを左折、これからが勝負という時に足がつり始め、名物九十九折りの登りで両脚ふくら脛が悲鳴を上げる
コーナーでストレッチをしばらくしていたら、大丈夫か頑張れと多くのランナーに声を掛けられたり、沿道のおじさんからジュースをもらったりして何とか乗り切った
延々と続く登り坂
走ると足が釣るので早足で歩き続ける
こうなったら写真を撮りまくろうと決心
雄大なユングフラウがどんどん大きく迫ってきて迫力ある景色です
ユングフラウ メンヒ アイガーの三山が綺麗に見えてきます
所々で雪崩も起きているのがわかります
皆さん競歩です
そうこうするうちに名物のバグパイプのおじさんを発見
おじさんも疲れたのか演奏を休憩していたところを写真撮影
最後のコーナーでマイクで名前を呼んでエールしてもらい
下り坂になりようやく走ることができラストスパート
最後はカメラを意識しながらゴール
やっとこさで完走です
ネットタイムの記録は、なんと、6:38:58
制限時間は6時間30分だったので、ギリギリ滑り込みのおまけゴールです
着替えをして電車をまっていたら日本人の方を見つけました
明らかに歳上の感じです
けろっとしているので凄い人達だなと感心していましたが、後日記録をみるとエスケープして登山電車で着替えをもらいに来ていたようでした
インターラーケン行きの満員電車に揺られてホテルにたどり着くとさすがにぐったり
シャワーをしてホテルのレストランでステーキで乾杯です
これはゴールした時にもらったドリンクボトルです
15日 日曜日
Zurichへ移動します
Central Plaza Hotel.
ホテルに荷物を預けて市内観光に出かけます
日曜日なのでどのお店も閉店です
買い物も出来ないし、レストランも空いていないので、ベンチでホットドッグを食べ、湖を見ながらぶらぶら
綺麗な街並みをのんびり散策
夕食は駅近くのレストランで魚料理でした
16日 月曜日
チェックアウト後、空港へ移動
時間がたっぷりあったので最後の買い物です
チョコレートとスイスの記念に切り絵を購入しました
Zurich 13:00 Lx160
17日 火曜日
成田空港7:50(予定)
到着したのは8:20です
急いでJALのターミナルへ駆け込み、乗り継ぎ便に何とか間に合いました
成田空港9:50 JAL3083 名古屋セントレア空港11:00
単身赴任先の名古屋のマンションでシャワーをして出勤です
休みなしでの仕事
しんどかった
これにてJungfrau Marathon 紀行完結です
最高のマラソン旅行でした