Camino de Santiago 旅日記

新しい旅を計画しています

【Dual Pilgrim】大峯奥駈道 の記録 2018

大峯奥駈道Wikipediaによると以下のように記されている

大峯奥駈道は、吉野熊野を結ぶ大峯山を縦走する、修験道修行の道。1000-1900m級の険しい峰々を踏破する「奥駈」という峰入修行を行なう約80kmに渡る古道を指す2002年12月19日、国の史跡「大峯奥駈道」として指定された。

大峯奥駈道は、修験道の根本道場である金峯山寺などがある奈良吉野山熊野三山を結ぶ、もとは修験道の修行場として開かれた道であり、熊野古道の中で最も険阻なルートをなす。修験道の開祖とされる役行者が8世紀初頭に開いたとされる。今日、一般的に大峰山大峯山)といえば山上ヶ岳を指すが、大峯奥駈道でいう「大峯」とは、吉野から山上ヶ岳を経てさらに奥の山々、そして最終的には熊野三山に至る大峰山脈を縦走する修行の道全体を指している。道中の最高峰は八経ヶ岳の1915m

吉野から熊野まで、神社や寺のほかに、大峰山脈の主稜線沿いに75の靡(なびき)と呼ばれる行場(霊場)があり、修験者は5月3日の大峯山寺の戸開けから9月23日の戸閉めまでの間に奥駈修行を行なう。奥駈は修験道でもっとも重視される修行であり、神仏が宿るとされる岩や峰、滝などで祈りを捧げる。宗教上の理由から、山上ヶ岳の北「五番関」から南の「阿弥陀ヶ森」までは女人禁制

大峯奥駈道 - Wikipedia

 

私の山行記録を記憶をたどりながら書いてみます

2018/5/8 出発

自宅 → 京都

近鉄京都線特急・橿原神宮前

橿原神宮前 乗り換え

近鉄吉野線特急・吉野行

 

行程
1日目:吉野駅⇒ 吉野分水神社⇒ 金峯神社⇒ 青根が峰⇒ 四寸岩山⇒ 二蔵小屋

ようやく吉野駅に到着

連休明けなのでほとんど観光客はいません

駅前の土産物屋も閑古鳥 店員さんも暇そうにしていました

観光客がいないので、当てにしていたロープーウェイも運休でした

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金峯山寺

ここに来ると数人の観光客がいました

しかし、シトシトと雨が降り出します

急いで雨具を取り出して極力濡れないようにしましたが、汗と雨で超ウエット状態です
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途中、奥千本までバスに乗ろうかとも思いましたが、この案内看板を見て気合いを入れて歩くことにしました
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次第に雨が強く降り出し全身ずぶ濡れ

スピード上げてようやく今日の宿に到着

既に3名の先客がいてストーブに火を起こしてくれていました

山小屋はその煙で充満していて、とても二階では眠れそうにないのでストーブ脇を使わせてもらい、一息つきました

宿泊;二蔵小屋 ・無人・無料・定員10名・水場15分
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水場は15分下った所にあるのですが、降雨のために濁っていて使い物になりません

今回は浄水器も持ってこなかったので、吉野駅で補給した水を大事に使います

食後は何もすることもないので早々に寝ましたが、夜中に急激に気温が下がりとても寒くてよく眠れませんでした

 

2日目:二蔵小屋⇒大天井ヶ岳⇒五番関⇒洞辻茶屋山上ヶ岳⇒小笹宿⇒大普賢岳⇒七曜岳⇒行者還岳⇒行者還避難小屋

この日も朝から雨

小屋の同居人は出発をためらっていましたが、私は出発することに決めて朝食抜きで小屋を後にしました

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沢の水は相変わらず濁っていて飲めそうにありません

諦めて先を進みます

ここから女人結界 修験道の始まりです
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道沿いには数多くの仏像があります

突然現れたりすると少し不気味な感じです 暗闇の中で遭遇するとビビリますね
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それと、修行僧?信者さん?参拝者?の休憩所 既にオフシーズンなのか誰もいません
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修行場の西の覗

ガスで全く下が見えないので少しがっかりです
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山上ヶ岳頂上も霧で何も見えず
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ようやく晴れ間が出てきたと思ったら、鹿までお出ましです

私は熊よけ鈴を鳴らしながら歩いていましたが、鹿は全く気にもせず、こちらを向いて写真に収まってくれました
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この日の宿泊;行者還避難小屋  ・無人・無料・定員15名・水場5分

大きくてしっかりした山小屋です

皆さん綺麗に使っていて掃除も行き届いています

この日の同居人は前日一緒だった埼玉県から来た大学院生と、途中から合流した年配の方 合計3人だけ
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3日目:行者還避難小屋⇒一の垰⇒聖宝宿跡⇒弥山小屋⇒舟の垰⇒楊枝宿小屋⇒釈迦ヶ岳⇒深仙小屋

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この日は気温が低く山頂部では樹氷が綺麗に青空に映えています
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弥山山頂 弥山小屋を通り過ぎると女人結界も終わりなのか女性ハイカーをたくさん見かけるようになってきます
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ピンボケの八経ヶ岳
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岩山の上部には修験道の鎖場があります
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ようやく晴れてきて熊野の山並みが見えてきました
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所々、危なそうなところもありますが、慎重に行けば問題ありません
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この日の宿泊;深仙小屋 ・無人・無料・定員4名・水場4分

本当に小屋です 全面トタン仕様 雨が降ったらさぞかし雨音が響いたでしょう
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中はこんなです

食事を摂るのと眠るのは問題なしです

水場も近くて良いですが定員が4-5名なので早く着かなくてはなりませんね
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4日目:深仙小屋⇒太古の辻⇒天狗山⇒涅槃岳⇒持経小屋⇒平治小屋⇒行仙岳⇒行仙小屋

朝から良い天気です
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大日岳 少し大日様が傾いています

後日、新宮山彦ぐるーぷさんたちが修復したとFBで知りました
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太古の辻 ここから南奥駆道です
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涅槃岳山頂 ピークとは思えないところです
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持経宿

汲み水がたくさん置いてあって、暑い陽射しにバテていたので助かりました

中も綺麗でした 泊まっていこうかととも思いましたが、まだ日が高いので先に進みます
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行仙岳
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行仙宿山小屋
無人 ・2000円以上をポストに入れる ・定員40名 よく手入れされている

・水場30分(汲み置きがあり) トイレも綺麗

新宮山彦ぐるーぷさんたちが管理されているので、大変手入れが行き届いています

持経宿も平治宿もそうでした 感謝です

新宮山彦ぐるーぷ

syamabiko.web.fc2.com


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5日目:行仙小屋⇒笠捨山⇒地蔵岳⇒貝吹金剛⇒蜘蛛の口⇒花折塚⇒玉置山⇒玉置神社⇒玉置辻駐車場テント泊

ゴールに近づいてきました

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途中の展望台でパノラマです

小辺路の山並みが綺麗に見えます
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玉置山の山頂です
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玉置山を下って玉置神社で水を補給

今日の宿は神社の駐車場 これは駐車場からの夕景
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駐車場の売店のおじさんにテント泊の許可をもらい、トイレ脇のスペースを指示されました

夜になると誰もいなくなったので、売店横にテントを移動させました

しかし、これが大失敗

夜中に何台もの車がきました

なんと信心深い人が夜中に参拝に来ているのです

夜中の2時、3時です 理解できません

うるさくて全く眠れませんでした 売店のおじさんの指示を守るべきでした

4時ごろ 雨が降り出したのでテントを畳んで出発します


6日目:玉置神社⇒大森山⇒五大尊岳⇒金剛多和⇒山在峠⇒七越峰⇒熊野川奥駈起点⇒大斎原熊野本宮大社

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ここから熊野本宮大社の大鳥居が見えましたが写真撮影に失敗です
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行けども行けども辿り着かず、雨はますます酷くなるばかり

熊野川は増水していて渡渉できず、橋があるところまで大回り

そして、熊野本宮大社の石段をヒイヒイいいながら上がって参拝です
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ぶらぶらしていると新宮行きのバスの最終便に乗り遅れてしまい

世界遺産熊野本宮館で今日の宿を紹介していただきました

バスで川湯温泉のペンションあしたの森に移動

疲れはて雨でずぶ濡れの体を温泉で温め生き返りました

オーナーさんの好意で洗濯機と乾燥機を使わせていただき、旅の疲れも徐々に回復してきました

ひどい筋肉痛と足のマメ 足を引きずりながら部屋と洗濯場、食堂を行ったり来たり

オーナーさんが登山靴を乾かしてくれていて感謝感謝です

部屋もいいところ

対岸では川湯に浸かっている人もいます
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翌朝、バスで新宮駅に向かいましたが、名古屋行きのちょうど良い特急がなく、各駅停車で名古屋に向かい帰路につきました

 

大峯奥駈道は総距離80-90kmほどですが、登り合計7,700m下り合計7,900mもあって本当に厳しいルートでした

正に修験道のエリアです

参拝者の道ではないのですね

だから、Dual Pilgrimの対象になっていないのですね

 

 

危険な個所や道がわかりにくいところはあまりありませんが、 ところどころ注意していれば問題なく行けると思います

問題なのは飲料水の確保です

水が汲めるときに目一杯汲んでおくことが肝心です

あとは自分の体力を信じて歩くのみです

トレッキングポールは今回持って行かなかったのが失敗でした

体力を温存するには使った方が良かったと思います

 

大峯奥駈道 厳しい修験道の道でした

 

 

 

【Dual Pilgrim】熊野古道 小辺路を歩く 2019

今年は色々な事情でスペインへは行けなくなりました

なので、Camino de Santiagoと姉妹関係にある熊野古道を歩く予定を立てています

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Dual Pilgrimを達成するため熊野古道小辺路と中辺路の一部を歩いてみたいと思っています

今回は、高野山の参詣入り口にある町石道(ちょういしみち)を九度山駅からはいり、高野山から小辺路を歩き、熊野本宮大社に到着後、世界遺産熊野本宮館でDual Pilgrimの登録をして八咫烏のピンバッジを頂きます

「二つの道の巡礼者」

Dual_pilgrim_logo.gif「二つの道の巡礼者」とは、熊野古道サンティアゴ・デ・コンポステーラの道の二つ道の巡礼を達成した人のことを指します。
熊野古道サンティアゴ・デ・コンポステーラの道の両方の巡礼を達成すれば、「二つの道の巡礼者」限定ピンバッジを贈呈いたします。 このピンバッジには、二つの巡礼道のシンボルであるホタテ貝と八咫烏(やたがらす)、そして、太陽のイメージであるオレンジ色があしらわれております。
「二つの道の巡礼者」となるためには、それぞれの巡礼道において、下記の「巡礼達成の条件」の中からいずれか一つを達成する必要があります。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください

二つの道の巡礼「サンティアゴ巡礼道と熊野古道」 |

 

この後は、熊野本宮大社から中辺路に入って、子雲取越ルートで熊野那智大社を目指します

時間があれば、電車バスを利用して速玉大社まで足を伸ばし、新宮から名古屋経由で帰路につく予定です

 

高野山では宿坊にお世話になりますが、そのほかはテント泊の予定です

雨の多い地域なので晴天は期待できませんが、何日か晴れてくれることを祈っています

 

昨年5月、大峯奥駈道を歩きましたが、アップダウンの連続と連日の雨で、熊野大宮大社に着いた時は本当に精魂尽き果てた感がありました

大峯奥駈道はDual Pilgrimの対象外です)

近日中に大峯奥駈道の記録をアップしようと思っています

 

 

【足袋じまい】3. 足のトラブル

巡礼中、足のトラブルに悩まされていました

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Camino del Norteの前半から、足底部に大きなマメができていました

大きくならないうちに水抜きの処置をしていましたが、一向に改善しませんでした

そのうち、足底部の中央まで拡大してきたので、ハサミで皮膚を切除して、ようやく皮膚が新生し、傷口を塞ぐことができました

この間、歩くのが苦痛で、一時はサンダルで歩くこともありました

マメが治って、しばらくは快適に歩いていましたが、足裏には少し違和感がありました

Camino del Norte最終日に近くなったころ、右足首の痛みに襲われ、引きずり歩きをするようになりました

足首の痛みは一進一退でしたので、何とか最終日まで歩き続けました

現在はマメ・足首の痛みはありませんが、足底部に碁石を踏んでいるような感覚があり、歩行時に違和感が残っています

 

この原因をいろいろ調べてみたところ、

アーチの崩れが問題の発生要因でした

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横アーチが崩れて、下がっている状態で足裏の人差し指や足指の付け根部に体重が集中し、マメが生じやすくなっていた


アーチが正常な形だと、体重がかかとに約60%、親指と小指の付け根部分に約35%がかるが、足の筋力低下により、特に横アーチが崩れてしまい中指と人差し指(2・3番目の足指)の付け根部分に体重がかかりすぎることで生じる

 

*開張足・開帳足 ・前足の幅が広い
足の裏にあるアーチの周りの筋肉が弱くなり足骨のアーチの形が下がることで足前方の横アーチも下がって平らになっている状態

その結果、足の横幅が広くなって本来の横アーチのクッション機能がなくなり、足の裏に痛みが生じる場合と、足の外側が靴と擦れ合い痛みが生じる場合もある

原因は足の筋肉が衰えて足の3本アーチが下がることで生じる

特に横アーチの下がりが激しい時におこりやすい病状

 

*魚の目・タコ・マメ
高い圧力がかかる足の裏部分の皮膚を厚くすることで生じる

最初はマメからタコに段々進行する

神経障害は鋭い刺痛、または鈍いなど、痛みを引き起こす場合がある

原因;土踏まずのアーチが崩れることで体重が均等に乗らないことやアーチの崩れで拡大した足と靴の間で反復的な摩擦により生じる場合もある 

 

*前方シンスプリント、脛骨過労性骨膜炎

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下脚の表の横の部位で痛み、麻痺またはうずく

 原因;崩れているアーチを支えるために周りの筋肉を使い過ぎたり、頻繁に急停止を行う動作、坂道を駆け降りるような動作、下脚の表と裏の筋肉のアンバランスで生じる

 

*足の神経の損傷

趾間神経痛、モートン神経腫

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足の指の付け根にある趾間神経が刺激されることで、神経が腫大することがあり、足の指の付け根に痛みが生じる
典型的な症状としては、足の中指や薬指の周囲の軽い痛みなどがあり、これは焼けるような感覚やチクチクする感覚に進行する

原因;足の裏と足の指を支配する神経(趾間神経)は、足の指の骨の間を通っている

足の指の付け根では、神経が長時間刺激されることで、痛みが起こることがある

刺激によってしばしば神経が腫大し、通常は、足の中指と薬指の間に、良性の神経組織の神経腫ができる(モートン神経腫)

ただし、この増殖物は、どの足の指の間にも起こる可能性がある

多くの要因が神経の刺激の一因となりる

その他の要因としては、神経周囲の脂肪が薄くなる、足の向きが悪い、足の構造の異常で神経が伸ばされる、などがある


症状;初期の段階では、神経腫は、足の中指や薬指の周囲に軽い痛みを引き起こすことがある

病気が進行するにつれて足の指に焼けるような感覚やチクチクする感覚が伴いう

足の指の付け根に、ビー玉や小石が入っているかのように感じる人もいる


診断
X線検査、MRI(磁気共鳴画像)検査、超音波検査では、この障害を正確に特定することはできませんが、同様の症状を引き起こすことがある別の病気を否定するのに役立つ可能性がある

治療
注射;圧痛のある部位にコルチコステロイドと麻酔薬の混合液を注射したり、適切な靴と、ときに装具(靴の中に入れる器具)を使用したりすると症状が軽減する可能性がある

安静と、氷をあてることも推奨されることがある

注射を、1~2週間の間隔を空けて、繰り返さなければならないこともある
ときには、凍結療法や神経腫へのアルコールの注射によって、痛みが軽減することもある

これらの治療が役に立たない場合は、手術で神経腫を切除することで、しばしば不快感が完全に取り除かれるが、その部位の感覚が永久的に失われることがある

 

足のトラブルの経過をまとめてみると

足底部にマメ発生 ⇨ 治りにくい、痛い!

足底部の違和感 ⇨ ピリピリする感じ

前方シンスプリント ⇨ 痛い、引きずって歩く

モートン神経種 ⇨ 足底部に碁石を踏んでいるような感覚がある(現在)

 

対策;本来のアーチ機能を復活させる

土踏まずのアーチを作る・支える・鍛えることで本来のアーチ機能を取り戻すと体重が足に均等に乗り、足裏の部分的な圧力や摩擦が解消されるそうです

そこで今、日々リハビリとアーチ機能の回復に務めています

・足指タオル引き訓練

・足指と足裏マッサージで横アーチ回復

外反母趾矯正テーピングで内側縦アーチの回復

モートン神経種保護パッドで違和感軽減

 

1,800km 歩き旅のダメージ改善には長期間かかりそうです

 

次回のCaminoまでには治します

【足袋じまい】2. 装備あれこれ

装備はどうだったか?

次回の参考のために記録しておきます

 

足まわり

トレッキングシューズ

1,800km歩いた結果、ソールは擦り減り、穴があきました

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こうなると修復不能ですね

Barcelona で廃棄しました

苦労を共にしたシューズの記念写真を残しておきます

 

ローカットシューズは小石がよく入って気になりました

グリップにも問題ありかな

次回はザ・ノース・フェイス Endurus Hike Mid Gore-TEXにしようかと思っています

インソール

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スーパーフィート ¥5,000 もしました

かかとのホールドは良いですが、

私には足先にクッションが必要でした

次回は別のものを使用する予定です

候補はSORBOです 

インソール ¥2,200

トゥクッション ¥1,600 どちらにしようか?

ソックス

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当初は5本指ソックスにウールソックスの重ねばきでした

両足の足底部に大きなマメができたので、5本指ソックスのみに変更

このマメには随分悩まされ、歩くことが大変苦痛でした

ポルトガルの道で足先に装着するサポーターを入手し劇的に改善しました

ウールのソックスは不要でした

乾きにくいし、かさばるし

 

便利かなと思って持っていったもの

Garmin 

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使ったのは最初の3日だけ

画面が小さくて見にくい

スマホの方が使い勝手が良いです

これはやはり山用ですね

重いものを最後まで持ち歩く事になってしまい失敗でした

SIM

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電話は使えましたが、Netが繋がりませんでした

Orengeのショップで設定の変更をしてもらったら使えるように

しかし、リスボンで突然Netが不調になりました

国が変わったからなのか、、、試行錯誤しながら、、、あれこれ試した結果

ウイルス監視アプリが干渉していることが分かって、アプリを削除したら復旧

情報入手には現地のSIMがあると断然便利ですね

現在は休眠中の設定をしているので、次回も使うことができます

 スマホのアプリ 

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maps.me 巡礼路の確認に便利です 

ただし、ダウンロードした巡礼路は間違っていたり、古いルートだったりすることがあるので、現地の道標を見逃さないのが一番です

大きな街から出発する時もこれがあると便利です

Buen.Camino 北の道で宿情報の入手に使いました 宿の位置情報にも便利です

ポルトガルの道はリスボンからの情報が必要だったので別のアプリを使用しました

WhatsApp 巡礼中に知り合った人達との情報交換に使用

今でも連絡がきます

yelp 大都市で美味しいものを食べたい時、店を探すのに便利です

 

その他、

Gronze.com よく活用しました

 多くの巡礼者はこれを使ってました

 

フロントバッグ

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防水性なので雨の日でも安心して使用しました

3Lでかなりの物が入ります

エストベルトが付いているのでぐらつかないのも良いです

バックパックをいちいち降ろさなくて良いので便利でした

 

スマホの三脚

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使う機会が少なかったにも関わらず、足が一本折れてしまいました

その後はリモートシャッターのみ使用

これは結構便利かな

 

簡易シャワートイレ

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結局一度も使用せずに途中で廃棄

いちいち準備するのは面倒すぎます

 

そのほか、

洗濯バッグ;結局持って行きませんでした

 疲れているので、一生懸命洗濯する気にはなれません

   でも、洗濯は毎日やってました

   着ていたものは、その日のうちに全部洗っていました

   速乾性の物ばかりなので、翌朝には乾いています

洗濯バサミ;リング付き 

 ソックスの乾きが悪い時、バックパックに吊るして歩けるので便利です

細引き;洗濯ロープが占領されている時に自分専用の干し場が作れて便利

 雨の日はベッドの周りに細引きを張って自分用の干し場を作ってました

S字フック;あまり出番はなかったですが、必要な時もあります  

    なくてもいいかな?

タコ足コンセント;Cプラグ対応 コンセントの争奪戦もこれがあれば重宝です

ハイドレーション;1.5L 途中でプラスチック臭がひどくなり廃棄

    次回はCAMELBAKアウトドア・アンボトル2.0L を使う予定です

キネシオテープ;マメ対策に大活躍

 防水バンドエイドよりも有効

 足裏のマメにも効果的でした

 水に濡れても大丈夫

 途中で似たようなものを薬局で購入しましたが、

 伸縮性がなくてこれにかなうものはありません

 もう一巻き持っていくべきでした

 

装備は何と言っても軽量化を優先すべきですね

g単位の軽量化が身体の保護に繋がります 

1gをどうやって削るかです

他の巡礼者の装備をみていると、大きなバスタオルを持っている人がかなりいます

シャワーの後には必要なのでしょうね

それと、綿製のウエアを着ている人も

町歩き用にジーンズやスニーカーまで持って来ている人もいます

その分、大きなバックパックになるのですが、体が大きいので苦にならないのでしょう

 

次回は、

減量;ウールソックス3足、GARMIN 本体、予備電池、スパッツ

増量;CAMELBAK 2L、トレッキングポール1本、レインパンツ

 

次回予定している、銀の道は雨と水たまり対策が必要なようです

いろいろ探してみると、軽量の折りたたみ可能なレインブーツもあるようです

これだけで、1kgアップになります

却下です

トレッキングポールを1本だけとレインパンツは持って行こうと思っています

 

さあ、どうなるでしょうか?

 

 

 

 

 

【足袋じまい】1. 距離・日数・費用

今年のCamino de Santiago 旅日記のまとめです

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歩いた道

Camino del Norte  (Irún-Santiago 815km  30,Agosto-29,Septiembre)

Camino Portugués  (Lisboa-Santiago 675km 4,Octubre-27,Octubre)

Camino Ingrés  (Ferrol-Santiago 119km 28,Octubre-1,Noviembre)

Muxia y Finisterre  (Santiago-Muxia-Finisterre 157km  2,Noviembre-8,Noviembre)

距離 合計 1,766km

日数 

歩行61日

休日12日 (Norte 1, Lisboa 4, Portugués 1, Finisterre 3, Santiago 3) 

合計73日 

費用

Narita-Barcelona  Aeroflot ¥73,000

Barcelona-Irún  Vueling ¥5,000

Santiago-Lisboa  ALSA ¥7,000

Santiago-Varcelona Vueling ¥5,000

移動費用 合計 約 ¥90,000

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Aeroflot 安いだけのことはあります アルコールの提供はありません

Vueling スマホのアプリで搭乗券を表示できるので便利ですね

バックパックは機内持ち込みでOKでした

 

宿泊費+食費+備品購入+洗濯+観光 合計 約¥269,000 

巡礼費用 合計 約¥359,000

(Barcelona 滞在費用+観光費用は含みません)

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移動費用を除くと巡礼期間中、1日あたり3,700円で生活したことになります

何といっても、宿泊費が安い、食費が安い、ワイン・ビールが安い

巡礼者に優しいスペインとポルトガルです

 

費用面ではほぼ満足です

 

 

 

 

【旅の足袋】4. Barcelonaにて

帰国して2週間

そろそろ、足袋を洗って、来年に備えようと思います

 

Barcelona  チョイ住み

一度やってみたかった、海外でのチョイ住み

妻と合流し、アパートに12泊して、1日1-2カ所の観光地めぐり

ゆったり、のんびりの観光です

疲れたらアパートに帰って、

地元の食材で手料理、ワインを飲んでシエスタ

贅沢な休日です

 

順不同で記載してみます

1. Sagrada Familia

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朝と昼に2回訪問

光の具合で変わるステンドグラスが素晴らしい

観光客の多さにも驚きました

2. Parc Guëll

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思っていたより小さな公園でしたが見応えあり

ドラゴンと名付けられた爬虫類?

これは、Camino で道端に死んでいた爬虫類と同じものだと思います

斑点がそっくりです

3. Casa Batllo

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中は修復中のところが多くて少し残念

エレベーターや扉、いい感じです

もちろん、内装のデザインも素晴らしいですね

4. La Boqueria Market

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お昼時、すごい人出

食事の席を確保するのにひと苦労

料理は観光客向けで大はずれでガッカリ

そして高い! 2度目はないですね

5. Gothic Quarter

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なかなか趣きがあります

6. Casa Milà

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朝一番で屋上に上がって、絶景を独占

素晴らしい!

museumも良かったですね

7. Santa Maria del Mar

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とても大きな教会

観光客も少なくて、非常に良いところ

しばらくボーっとしてました

8. Museu Picasso

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この写真はMuseu Nacional d'Art de Catalunyaで撮ったもの

やはり天才ですね!

9. Barcelona Cathedral

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古いエレベーターで屋上まで上がってみました

展望は良いです

10. Palau de la Musica Catalana

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英語ガイドツアー

運良く公演のリハーサルが見れました

ガラス張りの窓なので音響はイマイチだと思います

11. Placa de Catalunya

滞在中に何度も訪問

アパートから近く、地下鉄での移動に便利

Ingresのデパ地下で食材を買って、アパートで料理を作ってました

12. Sant Pau Recinte Modernista

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改修工事がほぼ完了していて、綺麗すぎるほど

観光客も少なくて、ゆっくり観ることができました

13. Museu Nacional d'Art de Catalunya

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建物に驚き、モンジュイックの丘に建つ敷地の広さにも驚き、でも展示は驚きなし

噴水のショーはありませんでした

14. Palau Guell

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これは模型

雨の日で屋上に上がれませんでした

でも、屋内は見事ですね 

15. Castell

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人間の塔

予定された場所に行くとクラブのメンバーが大勢集まってきます

雨が降り出し、いつまで待っても始まる気配はありません

その後、皆さん一斉にゾロゾロと移動を始めました

別の広場に移っても始まりません

もう帰ろうかと思ったころ、体育館に再度移動

屋内で開催するために、バスケットボールの試合が終わるのを待っていたのです

間近に見れて迫力満点、大満足!

夕方のテレビニュースでも放映されました

16. Monumento a Cristobal Colonbus

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でかい!

スペイン人の誇りですね

17. Montserrat 

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教会も少年聖歌隊の歌声も素晴らしかった

山頂のトレッキングはもっと幻想的で良かった

18. Teatre-Museu Dali

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予想外の良さ

彼もやはり天才なのでしょう

雨の中、観光客もいっぱいでした

帰りの電車が遅れて、冷たい雨で寒かった 

19. Tarragona 

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電車でトコトコ行ってきました

ローマ時代の遺跡がたくさんあって

カテドラルも見学

海が綺麗だった 

20. Cripta de la Colónia Güel

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この教会は素晴らしい

ずっと居たい所

感動の一言です 

21. Casa Vicens 

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外観だけ観てきました

ちょっとイマイチ感ありです

22. Camp Nou  FC BARCELONA

BETISとの試合があった日がちょうど都合がつかなくて観戦できず、残念

試合は、テレビ観戦でした

Messi, Vidal, Rakitcが得点するも、3-4で負け

23. La Roca Village

往復20€のバス代を払って行きました

ブランド品はたくさんありましたが、全く無駄骨、失敗でした

24. Museu de la Xocolata

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チュロスでも食べられるかなと思いましたが、子供相手の場所

入場する時に日の丸チョコをもらいました

 

Barcelona それは御伽の国

観光に良し、

素晴らしい、多くの感動を与えてくれます

でも、観光客、多すぎです

そして、韓国人、中国人、多すぎです

場所によっては東洋人だけのところもありました

入場料金、高すぎです、 20-30€ がバンバン飛んでいきます

治安は良いですね

 

食事良し、

美味しくて、安くて

Tapas Barにもよく行きました

でも、San Sebastián のPinchó にはかないませんね

デパ地下で買った食材での手料理とワイン

十分な美味しさでした

 

Barcelonaのチョイ住み、堪能しました

 

 

 

【旅の足袋】3. Santiago de Compostela にて

Fisterraのバス停

続々と巡礼者がやってきます

雨の中、ポンチョがびしょ濡れです

9:40 バスが来ました

皆さん、いっせいにバックパックを荷物入れに放り込んで、運転手からチケットを購入します

あっという間に、乗り込み完了

定刻の45に出発です

今日は直行便ではないので、路線バス方式で、あちこち寄り道をしながら、Santiago まで向かうので時間がかかります  

3時間15分も

途中、時間調整で15分のトイレタイムを作ってくれました

13時ちょうどに、Santiago de Compostela バスの駅に到着です

ここから、20分ぐらい歩いて、カテドラルです

今日はその近くの、私営Albergue に泊まります

事前にBooking.com で予約しておきました

前回は北の道の帰路、予約なしで行ったら、満室で断られたので今回は怠りません

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取り敢えず、ベッドにシュラフを広げてなわばりを確保します

雨の中、カテドラルに挨拶です

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もう、ここに来るのも4回目になります

到着した時に雨なのは初めてです

巡礼者や観光客は少ないのですが、巡礼者のグループが歓喜の雄叫びをあげていました

雨の中ご苦労さまでした

 

明日の朝、空港までバスで行くので、バス停の下見に行きます

Galicia 広場のホテル前にバス停がありました

朝、7時から30分おきに運行しているようです

係員もいたので、チケットは事前購入もできるようです

帰り道、昼食を食べて帰ります

KFCがあったので、久しぶりに食べてみます

スペインのKFCのハンバーガー 、ジューシーでした

宿に戻って、シャワー

近くのコインランドリーで洗濯、乾燥

これで、明日のフライト準備完了です

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これで、今回のCamino De Santiago は終了です

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今日の晩餐は宿の食堂で知りあった韓国のperegrino と近くのレストランに行きます

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とても気さくでフレンドリーな方です

意気投合してワインを2本あけてしまいました

Camino de Santiago 遠くにありて近きものを最後に実感しました

同意したのは、もっとcomunicaciones が必要だという事でした

最後にいい晩餐ができました

明日は、Barcelona に移動して、普通の観光客になります

ブログはこれにて休養期間に入ります

次回はいつ再開するでしょうか

Camino de la Plata 銀の道

次回の候補です

 

記録

出発;9:00

到着;13:30

天候 ; 雨 11-12℃

宿名;Albergue the last stamp

支出;バス 9.85€

           洗濯乾燥 6€

           昼食 8.20€

           夕食 20€

           宿泊 16€

距離    5.5km