夜半の雨もあがったようです。今日もゆっくりスタートなので、7時から皆んなでお接待の朝食をいただきます。トースト、目玉焼き、サラダ、コーヒー、ヨーグルト。お腹いっぱい食べました。
居間には立派な囲炉裏があるので、ここで炭火で肉や魚を食べれたら最高なのですが、保健所の許可を取っていないので食事は提供できないそう。
おかみさんに見送られて山を下ります。何とか雨は降っていない、でもいつ降り出してもおかしくない空模様です。
今日は36番札所 青龍寺を目指します。
川沿いの桜は7分咲きといったところでしょうか。
しばらく進むとJAの直販所がありました。
安い!鰹は今が旬で、塩で食べる鰹のタタキが美味しいそうです。今日の宿で出されると良いのですが。
この先はトンネルを2.6km行くか、峠を越える遍路道を行くかの選択の場です。ここはもちろん峠越えを選択します。トレッキングポールを取り出して、山に入っていきます。
そこそこの急登でしたが、難なく峠越え。
宇佐の港が見えてきました。
今度は海沿いを歩いていきます。
36番札所青龍寺に行くには赤い橋を往復する必要があります。
ここも、車道を行くか峠越えをするかの分岐点ですが、当然の峠越えを選択。
上り口の手前でご老人から声がかかりました。89歳のこの方、ここの峠越えをほぼ毎日登り降りしているそうで、年に350日は行っているとのこと、これで今の健康体を保っている、これは大師様のお陰だと言っておられます。お接待のお菓子も頂きました。
滑りやすい登山道を20分ほど行くと峠。10分下ると青龍寺が見えてきました。この道をほぼ毎日登り降りするとは、強靭な精神力だと思います。私にはできそうもありません。
と感心しながら歩いていると、また見慣れた台湾のお遍路さんに会いました。今日も高知からバスに乗って、15kmほど歩いてここまできたそうです。
青龍寺山門に着きました。でもそこから本堂に行くにはこの階段を上がらなければなりません。
手摺りを握ってゼイゼイいいながら上がります。
ここで、焼山寺の遍路転がしの後に宿で一緒だった北海道から来たお遍路さんに遭遇しました。順打ちで回っていると、どこかで再会します。
また橋を渡ってランチです。
食べたかった海賊ラーメンが売り切れで、
焼き肉丼を選択。きっと今日の宿では海鮮尽くしと読んでの選択です。
チェックインの15時までまだ時間があるので、宿の手前の酒屋で缶ビールで時間調整です。
15時ちょうどに今日の宿「なずな」さんに入ります。
さっそくお風呂と洗濯のルーチンです。
18時夕食です。
噂に違わぬ豪華な食事です。鰹は食べ飽きているだろうからと、今日は鮪、鯵、鯛などなど、お腹いっぱい食べました。
おまけに、Day 2の宿でご一緒した79歳の立川のお遍路さんに遭遇して、これまでの遍路を教えてもらいました。楽しい晩餐でした。
今日のお遍路 26km 32700歩 でした。