清々しい目覚めです
二段ベッドじゃなくてシングルベッド
おじさん達のイビキの合唱もない夜は素晴らしい
前日に用意した、パンとヨーグルト、ブドウを食べて出発です
Gijón は中心街のすぐそばに浜辺があります
夏はさぞかし賑わったのでしょう
朝7:30は誰もいません
ここぐらい大きな街になると、街から抜け出すのが大変です
巡礼路を示す黄色の矢印やCompostela の看板がないのです
あるのは歩道に埋め込まれたホタテ貝だけ
薄暗くてよく見えません
当てずっぽうには歩けないので、Maps.meに入れたルートを頼りに歩いていきます
これは何と言っても便利です
しばらく行くと郊外に
そこには巡礼者と思しきバックパック姿の2人
これで間違いなしと確信します
ふと後ろを振り返ると昨日コインランドリーであったイタリア人がいました
Marioさんです
ここまで来るのに2時間かかったと言っています
私が30分で来たのにです
ホタテ貝を見つけるのに苦労したと言っていました
私がホタテ貝を見つけたのは、たった一つだけでした
今日はこのMarioさんと歩いていきます
いかにもイタリア人という感じのいい感じのおじさんです
もともとはシチリア島の出身だったそうですが、現在は北部のピエモンテ州に住んでいるそうです
彼もまた膝を痛めているそうで、昨日はGijón の街の手前からバスに乗ったそうです
でも、そのようには見えないくらいのスピードでガンガン歩いていきます
そして彼の凄いところは、ルートを的確に示してくれるところです
英語はさっぱりダメなようですが、イタリア語でどんどん話しかけてきます
何となく意味がわかるところだけ、siとかnoとか言っています
やっと郊外を出たら工場地帯です
石炭を運ぶ長い搬送路が延びていて、物凄い煙りを吐き出しています
いまもこれで火力発電をしているようです
200mほど登っていつもの牛さんたちの世界です
やっぱりこれがイイかもです
街の洗濯場も残してあります
何でも壊してしまわないのがいいのでしょう
農家の庭先には昔使った農機具が、見て行って良いですよと置いてあります
残しておくものですね
今日の街、Avilésに向かって一般道に出てきました
右も左も工場だらけ
一直線の道を大きなトラックが轟音で走っていきます
これには参りました
延々と6kmもあるんです
口をふさいで、ただひたすら歩きます
巡礼路を変えた方が良いと思うのは私だけではないと思います
ようやく今日のAlbergue に到着です
今までで一番早く着きました
13:30
早速、シャワーと洗濯です
ビールを飲んでお昼寝
街はシエスタに入るので、夕方出かけてみます
洗濯物は18時ごろには乾いていました
これで靴下をぶらさげて歩かなくてもよくなりました
宿に中国人の2人がいました
北京から来たそうです
さすがに逞しく、いつものように中国語で大きな声で話しています
調理場ではハムとパン、チャーハンを作ってます
どこに行っても凄い民族です
英語はできないようです
笑顔でコミュニケーションを取っているようです
記録
出発;7:30
到着;13:30
天候 ; 晴れ 28℃
宿名; Pedro Solís Priglims Hotel
出費;ビール 1.10€
宿代 6€
夕食 10€
明日の朝食と行動食 6.37€
距離 : 24.8km